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海外旅行保険はどんな時に役に立つの?海外旅行保険の主要な補償を解説。

公開日:2020年6月21日
最終更新:2021年7月23日

海外でケガや病気になったとき、持ち物が盗まれてしまったとき等、海外での様々な「もしもの事態」に備えるのが海外旅行保険です。

慣れない海外でトラブルに遭うと、日本にいるときとは違って想定外の出費があります。
海外の病院では日本の健康保険は使えませんし、現地の言葉が話せなければ日本語が話せる通訳者を雇う必要もあります。

これらの想定外のトラブルでの出費に備え、安心して海外旅行をするためのお守りが海外旅行保険なのです。

主な海外旅行保険の補償

海外旅行保険には様々な補償があります。
以下では海外旅行保険の代表的な補償を紹介します。

治療費用補償

治療費用補償は、病気やケガで現地の医療機関にかかった場合の費用を補償します

実際に医療機関に支払う治療費だけでなく、通訳者の雇入れ費用、入院をした際に日本にいる家族へ国際電話をかける際の通話費用等も補償されます。

保険会社によっては「キャッシュレス・メディカル・サービス」を提供しており、医療機関で治療を受ければその治療費を保険会社が直接医療機関に支払うので、医療機関窓口で治療費を支払う必要がありません。

海外の治療費はとても高額です。
例えば治療費の高いアメリカでは、外来だけで数万円かかったり、盲腸の手術に200万円ほどかかったりします。

またアジアなどの新興国でも経済発展に伴って人件費が年々高騰しており、病院での治療費も同様に高騰しています。
治療費の安い公立病院は現地の患者で予約がいっぱいで、旅行者は治療費の高い私立病院へ行かざるを得ない事情もあります。

このように治療費用補償は、海外旅行保険の中でも最も重要な補償と言っても過言ではありません。

救援者費用補償

救援者費用は、「日本から家族等が駆けつける際にかかる費用」等を補償します

現地の医療機関に入院することになったときに、日本から家族が駆けつける際にかかる費用(交通費、宿泊費等)の他、被保険者(保険の対象となる方)の方が遭難をした場合の捜索救助費用も補償対象です。

携行品損害補償

携行品損害補償では、旅行に持っていく身の回り品が破損・盗難等の損害に遭った場合に補償します

現金や有償で借りた物、紛失や置き忘れ(紛失や置き忘れ後の盗難を含みます。)による損害などは補償対象外となる場合も多いのでご注意ください。
なお、盗難被害を補償するためには現地警察への届出が必要です。

昨今、海外ではスマホを狙った盗難事件が多発しています。スマホそのものが高額なので、転売目的での盗難が多いようです。
保険会社によってはスマホ盗難も携行品損害で補償されますので、必要性の高まっている補償です。

賠償責任補償

賠償責任補償は、海外旅行中に偶然な事故により他人の財物を破損したり、他人にケガを負わせるなどして、法律上の損害賠償責任を負った場合にかかる費用を補償します

補償対象となる費用は、支払いが命じられた損害賠償金に加え、訴訟費用等の付随費用も含まれます。

その他補償や、活用したいサービス

上記で紹介した補償以外にも、航空機の遅延や欠航により負担した費用を補償してくれるなど、海外旅行保険には様々な補償があります。
また補償以外にも様々なサービスがあり、24時間365日対応の電話による日本語通訳サービスや現地の医療機関紹介サービス等、慣れない海外生活では役立つものばかりです。

海外旅行へ行くときは安心して旅行を楽しめるよう、海外旅行保険に忘れずに加入してトラブルに備えましょう。

この記事の執筆者:慶喜(Keiki)
国内損害保険会社での勤務を経て、保険分野を得意とするFP相談や執筆業務を行っています。
損害保険会社では保険商品部に所属し、保険商品を開発する際に必要となる保険数理業務やアンダーライティング業務を担当。 日本アクチュアリー会会員。ファイナンシャルプランナー。